alien9

0.「エイリアン9」を知ったきっかけ

それはある日曜日の午後、私はいつものように艶サイトをさまよい歩いていた日の事だった。

艶サイトを探索、発見、興奮、行為、そして沈静。

これが、私の普段の休日の過ごし方であった。 今を思えば、あまり良い過ごし方とは言えない。自堕落そのものだ。 しかし私は、まだ「探索」の段階だった為、「反省」などと言う言葉なんて浮かぶ筈もなく、 ネットをさまよい歩いていた。

そして私は、30個もの膨大に連なっているリンクページにたどり着いた。 その膨大なリンクの中に、ラヂオヘッド氏の経営するサイト、 「第九小学校」があった。 はてさて、どんな内容かなぁと私はその「汚れし手」でそのページを弄ってみた。 すると…そこにエイリアン9を扱ったページがあった。

エイリアン9?何だろう…

とふと疑問に思い、興味本位で「ポチっとな。」と言わんばかりにマウスをクリック、 エイリアン9のページへとまんまと侵入していった。

すると…そこにはエイリアン9を象徴する壮大な世界観と ゆりちゃんのお尻(?)それと、ボウグと呼ばれる羽のついた蛙のような 奇妙な物体があった。 独特のタッチで描かれたキャラに、正直に私は

「これすごくいい!現段階ではよくは解らない。だが、コレはいい物だ!」

なんて思ってしまった。 今思えば、エロが絡んだ事による相乗効果が招いた結果なのかもしれない。 しかし、「エイリアン9」と言う物が素晴らしい物である事には間違い無い。 私は、エイリアン9の事がすごく気になった為、 「エイリアン9」そしてその作者「富沢ひとし」と言うこの二つのキーワード深く心に刻みこんだ。 いつか、エイリアン9と出会える日を祈り、その二つのキーワードを抱えたまま…。

そしてあくる日、私は学校の図書室に「SUPER FLAT」と言う ものすごく厚く、大きい本を発見した。 表紙にはカラフルな目玉が飾ってあったのが印象的だ。 その本の内容はと言うと、芸術、アニメ、マンガ、フィギュア、パフォーマンス等 色々な「アート」を扱って紹介している本である。 暇を持て余していた私は、その本を読んでみる事にした。 そして私はその本を読み進める内にアレを見つけてしまった。「エイリアン9」である。 場面は3巻、ゆりちゃんがひまわりを使ってくみちゃんの手足を 「スパスパスパン」と切断してしまうシーンだった。

「SUPER FLAT」という本にエイリアン9が載っていたのを見て、私は 「すげぇよ!エイリアン9!富沢ひとし!結構名が知られてるんだなぁ。」 と感じた。今思うと、富沢氏を呼び捨てにするなんて暴挙、駆け出しの時代だからこそ 出来たのだなぁと思い、反省。 まぁそれはそれとして、かなり本腰を入れてエイリアン9のコミックを手に入れようと 私は固く心に誓った。

そしてある金曜日、専門学校の友人と二人で大宮の「まんがの森」にのりだした。 目的は今思うと、「カードキャプターさくら」のコンプリートブックを 買うためだったと思った。 私はその店で、コンプリートブックを買った後、「エイリアン9」は ないかと探し始めた。 「まんがの森」などと銘打っているのだから、あって当然だろうと見越しての事だった。 秋田書店の棚にある事だけは確かだった。 しかし、その時点では私は発見できなかった。 それを友人に相談して、その友人にも「エイリアン9」を探させた所、 友人は発見したらしく、「あったよ。」と言った。(少し屈辱。)

本当にあった。「エイリアン9」と書かれている。 私は、自分の目は節穴だったのだろうかと嘆いた。 エイリアン9に興味のある私が発見出来ないで、エイリアン9に対して何も興味の無い (少なくとも当時は)人間が発見するとは…まぁ、いい。 しかし、少し問題が生じた。その本棚には2巻目しかなかったのだ。 店員に聞いてはみたが、「今ここにある以外は…。」と言う返事が返ってきた。 やはり2巻しかないらしい。しかも一冊だけ。 私は「まんがの森」と言うその店の名前自体を疑った。 今考えれば、他にもマンガが充実している店なんて沢山あっただろうし、 その中には、エイリアン9が全3巻完備している店も存在していただろう。 しかし、当時無知だった私はどうしてもその場所でしか買う事が出来なかったのだ。

しかし、私は買ってしまったのだ。「エイリアン9」の2巻目だけを。 何故なら、私はどうしても触れたかったのである。「エイリアン9」の世界に。 例えそれが、中途半端な所だったとしても。

2巻目と言う中途半端な所からとはいえ、私は「エイリアン9」を読む事にした。 すると、さすが「エイリアン9」。例え中途半端な所から読んでも、その凄さは次々と 私の中に吸収されていったのである。 そして、私の中に「セーラー服と機関銃」みたいな感じで 「エイリアンと小学生」と言う、キーワードを当てはめてくれた。

そして私はその翌日に3巻、さらに一ヶ月後に1巻を入手することとなる。

1.ファーストインプレッション

「第一印象」と書いてはみたが、初めてエイリアン9を読んだあの日からこの記事を書くまで かなりの歳月が経つ。 その為、本当に第一印象が書けるのか疑問なのだが、書いてしまおう。 ちなみに、私はその成り行き上、2巻から読み始める事になるので注意してもらいたい。

まず、表紙を見てCGを使用している事に気づいた。 表紙は何となくCGが使われているような感じだったし、 裏表紙に関しては、かすみちゃんの持っている浮き輪を見て欲しい。なんと、3Dとの合成である。 これを見て私は「ただ者ではない」と思った。 私は当時、CG科にも関わらず、3Dに嫌気がさしていた。 そんな天邪鬼な人間だったが、こう言う、2Dと3Dの合成に関してだけは大賛成な人間だった。 それにしても、何度見てもいい使い方をしている。3Dなんて所詮、2Dの「補助」程度な使い方で充分である、 とこれは私の自分勝手な意見である。3D推進派の人間は何も気にせず文章を先に進めて欲しい。 そして、何ページかめくってみると、基盤にスタッフが記されているものが出現する。 普段の私だったら、制作スタッフなんてあまり興味を示さないだろう。 しかし、かなり凝った作りを施していたためについつい目を引いてしまう。 どうやら、「エイリアン9」にはかなりの人間が関わっているらしい。 そして、私はスタッフ紹介の隅に、こんな一文を発見した。

Special Thanks All My Friends & you

こう言う、ほんの少しの何気ない言葉でも、私は「買って良かった」なんて思ってしまう。 こうしてエイリアン9を手にした自分も、もうすでにスタッフの一員なのだと言う自覚が生まれた。 そしてページを進める。すると、いきなり巨大なエイリアンが学校を占拠していて、驚いた。 そして私は、ページを進めていったのだが…いかんせん途中から読んだ為、設定等の話が掴めない部分があったが、 それはそれとしてそれなりに面白い所が色々とあった。 例えば、沢山のかすみちゃんの顔がイエローナイフから浮かび上がると言うヴィジュアル的面白さであったり、 ライナックスと言う目玉の塊状エイリアン、くみちゃんが突然死傷、謎の液体(ナトリ細胞ジェル)で復元すると言う発想的面白さであったり、 対策係とエイリアンとの戦いと言う、バトル的面白さだったり、 くみちゃんの人口呼吸シーンと言う、衝撃的面白さだったり、 くみちゃんの右腕が「錐」に変化してしまう、ストーリー的面白さだったり… 最後に「ひとやすみ」なんてあるのも何かほっとさせられて面白かった。

そして私は自分の中に「エイリアン9」と言う世界を創造した。要は、それだけ私は熱中してしまったのだ。 「エイリアン9」と言う物に。そして私はある決意をした。必ず、「エイリアン9」を全巻揃えると。

2.セカンドインプレッション

2巻を買った翌日に私はソフマップで128MBのメモリを買った。 そのついでに昨日行ったにも関わらずまたフラリとまんがの森によってみた。 …もしかしたら、エイリアン9が全巻揃ってたりするかも… そんな儚い希望を胸に秘めて。 すると私は、エイリアン9の3巻を発見した。

「何故…今日になって3巻が?」

と言う疑問が出てきたが私は、これも何かの縁だと思い、 速攻で購入し、帰りの電車の中で読み進めた。今思えば、自宅でゆらりと読めばいいだろうに。 なんと節操のない…なんて思ってしまう。今もたまに電車の中で買ったばかりのマンガをすぐ読む 癖は全然治っていない。 しかし、少々見苦しいと思われようが、私は早く今てにしているそれが読みたかったのだ。

しかし、本のページを読み進めて行くにつれて 2巻でも話をイマイチ理解できなかった部分が、3巻になって更に謎が深まったのは気のせいだろうか。 それとも、私自信の無知による混乱の為か… 少なくとも、それぞれの立場がゆりちゃんを中心に複雑に絡み合っている事は確かだ。何回か読み直さないと 全てを悟れないだろう。 しかし、あえて簡単に述べようとするならば、こんな感じになるだろう。

くみとかすみ、ボウグ、ヒマワリ、久川先生…と、ゆりを廻った多角関係。
「共生」と言う名のゆりの取り合い。

私がこの巻で一番印象に残った場面は、クライマックス。ゆりちゃんの「精神世界」だ。 ゆりちゃんの精神世界が次々とヒマワリによって、今までのゆり自信の精神世界「第9小学校」から ヒマワリの世界「宇宙船の森」へと変えられて行く。 「第9小学校」はボウグや人間、ドリル族達の世界。「宇宙船の森」はヒマワリの世界。 親友で美佑やかすみのイメージを倒し、次々とヒマワリによって汚染されて行くゆりの精神世界。 そして最後にくみちゃんを倒せば、ゆりちゃんは完全にヒマワリの側の人間になってしまう。 その時、ボウグがゆりの精神世界へと侵入、なんとか身を呈してくみのイメージをヒマワリの手から 救い上げた。その事により、ゆりちゃんは「普通」になれた。

これを見て私は、共生はこれほどまでに恐ろしい物なのだろうかと感じた。 何せ、自分の中の世界が変えられてしまうのだ。自分以外の誰かの手によって。 もしも自分が、誰か、何者かの手によって自分以外の何かへと変えられてしまったら…。 そう考えるとつくづく、自分が自分で良かったと思うだろう。

しかし、人によっては共生と言う行為は素晴らしい事なのかもしれない。 かすみちゃんの例を考えてみよう。 彼女は誰にも心を開かず一人ぼっちだった…らしいのだ。「お兄ちゃんがいない…」 と言う孤独感を常に心の奥底に秘めていたかすみちゃんはイエローナイフとの共生によって その孤独感を解消する事が出来たのだ。例えその事でエイリアンに対して好戦的になり、残虐になってしまったとしても、 それは彼女にとって幸せな事なのだろう。

しかし、共生が素晴らしい事か恐ろしい事かは人それぞれだと思うし、また共生するエイリアンによっても 変わるだろう。

最後に、彼女達によるスタッフロールやエイリアン9と言う「劇」に対する感想が載っていた。 しかも、「大谷ゆり」「川村くみ」「遠峰かすみ」と言うのは役名らしいのだ。 かなり斬新な終わり方をしている。私は初めてこのページを見た時、「へ?」なんて思ってしまった。 しかし今では、こんな終わり方でいいのだろうと「納得」している。なぜならば、その方が何となく「安心」 できるからだ。考えてもみよう。あのままだったらくみちゃんは一生「ナトリ細胞ジェル」と付き合わなくてはならないわ、 かすみちゃんはエイリアンを見ると途端にエイリアンと戦闘を始めかねない。そしてゆりちゃん。ボウグと「共生」している 可能性がある以上、ドリル族の同胞が放ってはおかないわ…とにかく、ゆりちゃんはくみちゃんと「共生」すべきなのだ! その方がいいに決まってる!…などと余計な心配ばかりしてしまう。だから、こんな形で「リセットしておいた方がいいのだ。 それに、「最初はマユをそったりして大変だったけど、…」なんて言う裏話を読むと、つい笑ってしまうのも事実だし。

3.そして一ヶ月後

2巻、3巻を手に入れて一ヶ月、かなりのブランクを開けて1巻を入手した。 理由は…1巻は地元の書店で発注をして手に入れたのだが、その発注がよりによって 一ヶ月もかかったのである。1巻が発注した本屋に届くまでに。これだから、田舎はイヤだ。 それなら、いつものパターンでまんがの森で買ったら良いのでは…なんて思う人もいるだろう。 しかし、まんがの森の「エイリアン9」に対するあのチャランポランな対応。 あまり信用できない。だからこそ、今回は確実に入る方法を取ったのだ。 しかし、こうも遅くては「エイリアン9」の存在自体を忘れてしまいそうだ。 ともあれ、発注して一ヶ月後に入手したエイリアン9の1巻。その感触はと言うと…

まず1巻を手にして表紙を見て驚いた事があった。 それは、絵のタッチが全然…とまでは行かないが、かなり違っていた事だった。 まぁ、2巻、3巻と言う特殊な順番で読んでいだ私も悪いのだが… それにしてもあのギャップにはかなり驚いた。 まだ富沢氏が現在のあのタッチに変え始めた時の物らしい。 これはこれでまた面白いのだが。 そして、ページを進めて行くと…絵のタッチのみならず、 他の部分でも色々と違いがあったので、さらに私は驚いてしまった。 まずはゆりちゃんのキャラだ。 彼女はエイリアンを怖がっている傾向があった。そんな事は2巻や3巻でも同じだ。 しかし、その傾向が1巻だと輪をかけてひどい。 何せ、初めてボウグを頭に着けて、ボウグになめられただけでも「パタッ」と倒れてしまったり、 エイリアンの体液を浴びただけでまた更に「パタッ」と倒れてしまったりしていた。 その姿を見て、私は、ゆりちゃん…成長してたんだなぁ。アレでも。と感心してしまった。 何か、病弱少女のような立ち回りだった。

そして次は、ヴィジュアル的エロ度の氾濫だ。 例えば、ゆりちゃんがお風呂に入る場面や、パンチラ、股間のアップ等… 2巻でも3巻でも総合的にはエロ度はあまり変わらないような気はする。 しかし、「エロ」の種類が違うと言うのだろうか、3巻に代表されるのは、精神的エロ度であり、 あまりヴィジュアル的な物は強調されてなく、ごくさりげなく表現されていたような気がする。 これを見て、かなり富沢氏は「暴走」しているなぁ…。と感じた。

最後は、エイリアン対策係の仕事である。 今でこそ「ボウグとの共生」と言う前提があっての仕事だが、 本来は学校内に現れたエイリアンの捕獲や世話など、 いかにも小学生のやるような係だったらしい。とは言っても、 銃の訓練やパトロール等がある事から、 やはり他の係と違い、エイリアン対策係は特殊な物なのだが。 しかし今考えてもましてや、イエローナイフに食べられたり、ライナックスに襲われたり、 ボウグとヒマワリの共生競争に巻き込まれたり…と言う、命懸けの仕事ではない。 少なくとも、1巻の時点では。

まぁ、グラディウスが出現するあたりから段々と、命懸けな仕事へと変わりつつあるのだが…。

何はともあれ、やっと全3巻を入手する事が出来た。 これから先、もっと色々な切り口でエイリアン9を研究したいと思う。

4.小学校世界観

何回かエイリアン9を読んでいると、ふと気づく事がある。 それは何かと言うと、第9小学校の、いや、このマンガの中に描かれている 小学校の「特異性」である。エイリアンが降ってくる時点でかなり特異なのだが…、 私がこれから話そうとしている事はそんな事ではない。 現実に存在している小学校とはあからさまに違う、正に富沢氏の中に存在している 「小学校とはこうあるべきだ」と言う、言わばこだわりみたいな部分だ。 その、独自な小学校に対するこだわりも私達エイリアン9フリークを 楽しませ、またエイリアン9の世界観を表現するのに一役買っていると思われる。 まぁ、今の時点では、推測としか言えないレベルでの判断だが… ではこれから、具体的にどこの部分が違っているのか、考察してみよう。

まず最初に目に付くのは、組の呼び方だろう。 1組とか2組とかではなく、 「桃組」「藤組」「椿組」と、花の名前なのだ。 花に合わせて、色も決められているのが特徴だ。 どう見ても第9小学校は公立の学校にしか見えない。 にも関わらず何か、私立の学校を思わせるような呼び方だ。

次に目に付くのは、先の文章にも出てきたが、学校の呼び方である。 地名や方角ではないのだ。「第9小学校」と数字が付けられているのだ。 ちなみに、話の中では第12まで存在しているらしい。 これも何か、わざと数字で呼ばせている事により、 サイバネティックな印象を我々に与えている。

この独自な名前に、かなりの人間が影響を受けて エイリアン9の同人誌やオリジナルストーリーを作るにあたり、 独自の組の名や、第n小学校を試行錯誤している。 地名を使わずに数字で表現された小学校。 単なる数字ではなく、花の名をあしらった組。 かなり「いじられ」やすい部分である。

そして、次に目に付くのは小学校にある施設全般である。 エイリアン9を読み進めていくと、幾つかの奇妙な部分に気づく。 教室や職員室、校庭や学校の外観などはいたって普通の公立小学校そのものだ。 しかし、エイリアン倉庫ではエイリアンを「飼育」していたり、 屋上には無意味とも思える程多いアンテナ類。 学校の近くには宇宙船の森があり、野生のエイリアンが「野放し」になっている。 いや、わざわざ野放しにしている可能性すらある。 他にも、異常に天井が高い部屋等、探りを入れてみると色々な施設ありそうな予感がして、 何か、「冒険心」や「探求心」が沸いてくるようだ。

そう考えるとかなり、タダの小学校には思えない。 いや、もはや普通の公立小学校と考える方がおかしいと私は思う。 そして私は、こう言う仮説を立ててみた。
…「第9小学校」と言う施設は「小学校」と言う施設のみならず、 「児童館」や「文化ホール」「レジャー施設」その他色々な建築物を付け足し、 多目的な物事かこなせるように作られた、一つの総合的建築物になっている、と…

先にも説明した事だが、「第9小学校」とは、富沢氏の「願望」が込められた場所なのかもしれない。 言わば、「憧れ」だと思う。 一般的な少女マンガなどでは、制服の可愛さや周辺の町並みなどに憧れを注ぐが、 富沢氏は、その憧れを違う形で注いだのだと思う。 それが、地名や方角を一切使わない「第9小学校」と言う何かを切り捨てたような クールな名前だったり、 一組や二組と言う、味気のない呼び方ではなく、 「桃組」 「藤組」 「椿組」と言う、花の名前が添えてある洒落た組の呼び方だったり、
学校生活以外の部分が異常に充実している、学校と呼ぶのも少し怪しい「第9小学校」だったり、 こうした「舞台」で、彼女達は日々、エイリアン対策係としての仕事を行っているのだ。

だからこそ私も魅了されたのだと思う。第9小学校、エイリアン9の世界に。

5.いんげんさんについて

いんげん?何者なのだ?なんて、思った人もいるだろう。 いきなり「いんげんさん」とだけ書いた私のミスだ。今ここで謝って置こう。 いんげんさんとは…と考えこむ前に、エイリアン9を本棚より取りだし表紙を見て欲しい。

エイリアン9の表紙をみると、独特の筆字で「エイリアン9」と書いてある。 その独特の生きた文字を書いた人物が「いんげん」さんだ。 その証拠にスタッフロールにも、「Title Designer いんげん」と書いてある。 その生き生きとした、力強い筆の運び方に私は少しの感動を覚えた。

ここで余談だが、私も一応は書道有段者だ。しかし、それはもしかしたら 「肩書き」だけの物なのかもしれない。 私の今まで積み重ねてきた段なぞ、本当に時間をかけただけの物なのではないのか… と反省させられる。まぁ、書道よりも絵の方に情熱を注いでしまっている事が一番の 原因なのであろうが…。

しかし、この「エイリアン9」と言う文字を見て私は、 書道の、筆で表現する事の素晴らしさに目覚めた。 たかが文字。表現方法はいくらか限られている。 しかし、いんげんさんはその限られた表現方法でこんなにも「エイリアン9」を表現しているのだ。 私もいつか、こんな素晴らしい文字を書いてみたいものだ。

そもそも、いんげんさんとは、どんな人物なのだろうか。 こんなにも素晴らしい字を書く人間だ。少なくとも、 ただものではなさそうだ。私はどうしても彼の事を知りたくなった。 その思いは募るばかりで、ついに私は富沢氏のホームページ「FrogStarShip」 の掲示板へと問い合わせてみた。 すると…島村氏からの返事が書きこまれていた。正直嬉しかった。 その後、結構この話題が長く続いたりしてなかなか面白かった。 その内容を整理すると、こんな感じになる。

どうやらいんげんさん(印玄)とは、アニメや漫画、ゲーム業界などで活躍している 「なんでも業界人」らしい。 イラストや漫画も描く事が得意らしく、アシスタント業務もこなし、 ゲームの女の子と背景を描いたり、セル画修正もお手のもの。 さらにはアニメの絵コンテやシナリオの修正までも行う。 しかし、いんげんさんの「やれる事」は題字や絵に限った所ではない。 実はアニメの進行も行うらしく、声優さんとの打ち合わせもする。 全ての仕事を書くとキリがなくなるらしい。 どうやら、題字と言う仕事はその沢山ある仕事の一つらしい。

名はいんげん豆からとったのではなく、 「隠元」と言う、有名な書道家からとったらしい。

そんな彼の悩みのタネは、「よくタダ働きをするため、お金が無い」事らしい。 一言でまとめると、相当の「才人」らしい。

こんなにすごい人間があの文字を書いていた… そう考えるだけで、何か、途方に暮れたようなかん時だ。 今まで私は何か、物凄い事を調べていたような… 例えるなら、古代文明の謎を解き明かそうとするくらいの。

…私も、いんげんさんみたいに頑張りたい。 こうして彼の活躍ぶりを探ると、そんな「決意」みたいな物が自然と生まれてくる。 古代文明からのメッセージを読んだかのような気持ちになる。

島村氏は最後にこんな言葉で締めくくっていた。

…もし、街中でいんげんが食べるものが無くて困っていたら、 あなたのほんの少しの気持ちを恵んであげてくださいね。…

6.エイリアン9 大体のまとめ

エイリアン9を何度も読むと、読んだなりの成果と言うか、自分なりの「結論」を出したくなる。 そこで、ここでは私なりの、エイリアン9に関しての「まとめ」を作ってみた。 とは言っても、ちゃんとした「まとめ」を今現在の時点で作ろうなどと言う事自体 かなり無謀な事なのだ。そこでこれから書く文章は、エイリアン9に対する私なりの「一区切り」 と考えて欲しい。

まず最初は、1巻についてだ。 1巻はやはり、エイリアン9における「エイリアン対策係」とは何か?と言う事を 語っていたと思う。実際、エイリアン対策係の「表向きの」仕事ぶりを主に描いていたように 思えるし。

次々と学校内に出現するエイリアン達。ゆり、くみ、かすみの3人は 色々なトラブルや苦難に巻き込まれながら 捕獲、採取、保護、飼育とエイリアン対策係としての仕事を次々と行う。 そのエイリアン達が久川先生の仕向けた物だと言う事も知らずに。

2巻は、エイリアン9における「エイリアン」について語っていたような気がする。 何故なら、1巻に出てきたエイリアン達は久川先生がある「計画」に基づいて3人に 仕向けられたものだったからだ。言わば何かに向けた「練習」としてである。

しかし、この巻に出てくるイエローナイフやライナックス果ては宇宙船の森にいるエイリアン達は 久川先生の、地球侵略振興委員会の計画にはない、言わば「本番」「本物」のエイリアンなのだ。 その為、エイリアン対策係の三人は1巻以上の危機に襲われる。その為に、かすみはイエローナイフと共生、 性格や眉毛まで変化してしまったし、くみはライナックスに襲われ死傷、やむなく再生措置を施すが、 その影響でボウグと「不完全な」共生をしてしまったのだ。その二人の様子をみたゆりは色々な心境の変化を 強いられるのだが…

3巻は、エイリアン9における「共生」について語っていたように思える。 すでに2巻でくみとかすみはエイリアンと共生した。しかしその共生はドリル族の 望む形ではなく、ドリル族から言わせれば「共生失敗」と言う形になる。 残る唯一の希望はゆり一人となった。しかし、ゆりはボウグの天敵「ヒマワリ」と出会ってしまう。 結果、ゆりはヒマワリと共生、ヒマワリの側に回って、 くみとかすみもヒマワリと共生させてしまおうと企む。 しかし、ゆりにはゆりなりの考えがあった。それは、くみとかすみを共生と言う名の「病気」を 「治す」ためであった。実際、共生を行った事でくみは体内がボウグ化してしまい、普通の人間ではなくなってしまったし、 かすみは性格が豹変してしまった。ある意味、「狂暴化」してしまったと言える。
ゆりはドリル族とひまわり、そしてくみちゃんの間で揺れ動く事となる。 そして、ゆりちゃんが選んだ真の道とは…。

全体的にまとめるとエイリアン9は、「危険な読み物」だと思う。 よくよく考えると、エイリアン対策係の3人は常日頃、死と隣り合わせなのだ。 しかし、死と直面している割にはまわりの空気はそれほど重たくはないような、 逆にフワフワとした気分にさせるあの独特なタッチ。 言わば「死」と「日常」と言う、殆ど真逆とも言える世界の間にあの3人は身を置いているのだ。 「小学生」と言う名の日常と「エイリアン」と言う名の死。 この二つの要素から「エイリアン9」は成り立っている。

だからこそ、私達はエイリアン9の世界が忘れられない。 私の人生にとって、忘れられない本だと思う。 私の中のエイリアン像を一新させたのもエイリアン9だし、 「眉毛萌え」と言う言葉を私の中に作ってくれたのもエイリアン9だし、 独特の世界観を私の中に植え付けてくれたのもエイリアン9だ。 正に「SFコミックの新世紀到来(1巻参照)」と名乗るにふさわしい物だ。

しかし、ここに書き綴った文章もまだ不完全な物だ。この「まとめ」がいつ完成を迎えるか… いや、まとめを完成させてはいけない。何故ならば、エイリアン9のまとめを完成させた時 がすなわち、エイリアン9に飽きた時だからだ。だからこそ、私はエイリアン9の謎を一生追いつづけたい。

7.究極の理由

私はこれまで色々な角度からエイリアン9について考察を行い、書き綴ってきた。 しかし、ここまで来ると何故に私はここまでエイリアン9について書き綴って来たのか、 ふと疑問に思う。それは多分 「何故私は、エイリアン9に対してここまでハマっていったのか。」 と言う、私にとって最大の謎とも思われる課題を解決するためだ。 しかし、もうすでに答えは出ている。それは、「本能」とか、「運命」と言う、 極めて単純で抽象的な言葉で現せる。 しかし、私はもっと深く、追求したいのだ。何故私の本能や運命は、エイリアン9を感じ取ったのだろうか。

その最大の謎を追いかける為、私はエイリアン9との出会いから振り帰る事にした。 一番最初は…ラヂオヘッドさんのHP「第9小学校」になる。言わば「原点」だ。 あの場所から、私のエイリアン9人生が始まったと言っても過言ではない。 「エイリアン11」と言う、自分エイリアン9の世界設定を見せてもらった日から。 しかし、当時エイリアン9に初めてふれた私には そこに書かれている文章の全てを理解する事は出来なかっただろう。 しかし、そんな私でもエイリアン9は素晴らしい物だと言う事は理解できた。 言わば、本能だ。

次に振り返る点は、先にも記した「SUPER FLAT」と言う書物だろう。 専門学校の図書室で見かけた物だった。 内容は、色々なジャンルの「アート」を紹介する本だった。 その中で私は「エイリアン9」や「ミルククローゼット」を見かけた。 私は、富沢氏が「SUPER FLAT」と言う本に紹介される程の実力者なのだと言う事実を知り、 そして、「エイリアン9入手」と言う目標を再燃させるキッカケを私に与えた。

そして私はその目標を達成する為に、エイリアン9に関する情報をホームページで色々と探しまわり、 まだ手にしてもいないエイリアン9に対しての、憧れと言うか、情熱を高めていったのだった。

しかし、今までこうエイリアン9との出会いからエイリアン9入手直前までを書き綴ってはみたものの、 結局、肝心な理由はつかめない。「何故私は、エイリアン9を好むようになったか…。」やはり、「運命」と言う 名の、見えない何かに導かれたせいなのか。やはり、今の私には整理がつかない。

8.エイリアン9パワパフ化計画

エイリアン9を紹介している色々なサイトを徘徊しているうちに、私の中にも一つの「野望」みたいなものが 出てきた。それは、「自分エイリアン9の制作」だ。

しかし、その計画はいきなり壁にぶつかる。ネタが思いつかないのだ。そうした壁にぶつかると、 他のサイトで作られた物の、結して見えない苦労を感じさせられる。

当時、パワーパフガールズ(以下パワパフ)がやり始めた頃だった。あの、一度みたら忘れないであろう独特のタッチ。 私も、パワパフの魅力にとりつかれていった一人である。

ある時私は相変わらずエイリアン9の絵を描こうとしていた。しかし、普通に描くのはあまりに自信が無いし、 何せ、技術がおぼつかない。その時、私は名案を思いついた。それは、もしも彼女達をパワパフ調で描き上げたら、 どんな仕上がりになるだろう…と言う物だったのだ。もしもうまく行けば、最高傑作になるかもしれない。

そして私は、エイリアン9パワパフ化計画、通称「パワーパフナイン」を思いつく事に成功した。

しかし、単純そうに思えるパワパフ調も、実際描こうとするとなかなか難しい。「何処まで描くか。」 「どうデフォルメするか。」そう。パワパフ調というのは言わば、デフォルメとの戦いなのだ。 複雑な物をどう単純化するか…さらには、パワパフにはあまり見かけないパーツがエイリアン9にはあったるする。 それをどう処理するか。それも難点の一つだった。

そして出来あがった物が今、GALLERYに載っている物だ。
これがなかなか好評だったので、嬉しい。

しかし、折角パワパフタッチを作ったのだから、もうそろそろ自分エイリアン9を作ってみたくなる。 だが、ここで更なる壁にぶち当たった。それは…他のキャラの作成だ。 キャスティングは大体決まった。久川センセは、ユートニウム博士。校長センセは、モジョ・ジョジョでいいだろう。 しかし、私は彼女達を描く事に困っている。博士顔の久川センセや、モジョ顔の校長センセを描く事が 私には出来ない!何か、恐ろしい物を創造しようとしているみたいで、私の中の何か、美意識が拒んでしまうのだ。

自分エイリアン9の制作は、当分先の話になるかもしれない…。

9.二面性

私は、エイリアン対策係の三人のプロフィールを見てある事に気づいた。 それは、彼女達の血液型が三人ともAB型で統一されていると言う事だ。 AB型で統一…これは、何かストーリー上での意味があるのだろうか? それとも、富沢氏がいたづらに三人の血液型をAB型にしただけなのだろうか…

私は、AB型に何らかの意味があると仮定して、どんな意味があるのかを探ってみた。 すると、何とある仮定を立てる事が出来たのだ!これからその「仮定」を述べてみようと思う。

そもそも、ゆりやくみやかすみはAB型としてふさわしい性格なのだろうか。 AB型と言う血液型の代表的な性格の一つで「二重人格」と言う物がある。二重人格とは言っても精神障害により、人格 が分裂して…と言う大袈裟な物ではなく、言うならば、喜怒哀楽の変化が著しい、と言う意味である。 しかし、ゆりやくみやかすみも、喜怒哀楽の変化が著しい所はあまり見た事は無い。強いていうなら、 ゆりは泣いている時が多いし、くみは怒っている時が多く、かすみは笑っている時が多い。 あまりAB型らしくはない。他の血液型の方が合っているのではないかと思う程だ。

しかし、そんな彼女達が変化する場面がある。それは「共生」する場面だ。「共生」と言う行為を行うと、 彼女達はそれぞれの変化をしめす。例えば、かすみはイエローナイフと共生する事により、 エイリアン大好き少女が突如、大好きなエイリアンに対して残虐性を持ち、エイリアンをあんなにも 楽しそうに殺したりする。くみはボウグと「不完全」な共生をする事により、今まで「ダメ子」なゆりに対して あれだけ怒っていたのにも関わらず、抑えられない共生欲からゆりを「求める」ようになってきたのだ。 その表情はどことなく寂しげに見える。 最後はゆりだ。ゆりのケースがもしかしたら一番「危険」なケースなのかもしれない。ゆりは一時的ながらヒマワリと共生した事で、 「ダメ子」な性格から、勝気な性格へ、と言うよりもゆりらしくないゆりへと変化した。そして、あれだけ嫌がっていたエイリアンに対して 異常な積極性をみせたのだ。ゆりがあれだけ活躍したのは、初めてではないかと言うくらいだ。(しかし、やはりダメ子ではないゆりは ゆりではない。正に別の者だと言える。)

話を元に戻す。何故彼女達はAB型でなくてはならなかったのか。それは多分、「ポケット」が必要だったからだと 思う。人格を入れるポケットだ。彼女達は、性格はそれぞれだが二重人格ではない。だがそれは、エイリアンの為に 人格を入れるポケットをわざわざ取っておいていいるからだと思う。そしてエイリアンと共生するとそのポケットの 中にエイリアンと共生する際に出来た人格をしまっておき、状況に応じて人格を入れ返ると言うわけだ。 実際、久川先生は二つの人格を持っていて、その二つを状況に応じて入れ返る事が出来るらしい。

だからこそ、エイリアン対策係はAB型の血液を持つ者でないといけないのだと私は仮定する。

10.OVA版エイリアン9の感想

実は最近、私はPS2を入手した。そのおかげで見れず仕舞いだったエイリアン9のDVDを鑑賞できるように なった。今回はそのOVA版エイリアン9について語ろうと思う。そう言えば、このコーナーを更新するのはかなり 久しぶりである。私の反省したい部分である。

感想としてはやはり「動いてる!」とか「喋ってる!」という類の言葉になってしまう。興奮冷めやまない時の感想はどうしても 冷静さに欠けてしまい結果こんな単純な言葉になってしまう。しかし、富沢ワールドに色や声、動きが加わったのだ。 感激せずにはいられない。

少し冷静になって、まともな感想を書こう。私はそう思い、こんな事を思う。

最初に思った事は正確にはエイリアン9に対してではなく、初めてDVDに触れて…と言う事になるのだが、 やたらと画像が「くっきり」していた。かなり印象的である。PS2を使って見ているせいか、ゲームの中の ムービーにも見えない事はない。

次は、学校生活の部分だ。ゆり、くみ、かすみの三人はもちろん、久川先生や塩野崎先生、他の生徒達、あらゆる 学校生活がかなりリアルに描いてあった。リコーダーの笛の音色。校内放送の素人っぽさ。階段の映り込み。その全てが リアルな小学校を描いていた。

そして一番の見所と言うか、主張すべき所はドリルのあの独特の表現だ。チリリリリリ…言う音と共にボウグの 羽の先端からドリルが飛び出しズビュズビュズビュ…と言う音を立ててエイリアンに突き刺さる。そして極めつけ はキリリリ…キリ…と言う、エイリアンを突き刺した後に上に持ち上げた時のあの音だ。しかも音だけではない。 CGで作られたそのドリルが独特の質感と動きを携えながらエイリアンに襲いかかったりするのだ。こんな凄い物を 作られた日には私はたまったものではない。あの独特な動きと音。私はもう忘れる事は出来ない。

他にも色々な感想がポツポツとはある。が、ここではあえて取り上げない事にしよう。ともかく、エイリアン9は 「最高」だ。1巻を見た私達はある指名を抱いた筈だ。それは、「2巻にまた更なる期待を持ち、2巻の発売を待つ」 と言う物だ。

11.勇者妹カスミンガー計画1

勇者妹カスミンガー計画の一つとして、主題歌を作ってみました。なにも言わずに口ずさんで下さい。

勇者妹カスミンガー主題歌(仮)

「勇者妹誕生」

(元ネタ・勇者王ガ○ガイ○ー「○者王誕生」)

カカカッ カカカ カスミンガー!

カカカッ カカカカ カスミンガー!


怒れ!華麗なエイリアン

光る金髪 太い眉

奇跡の産物 ケミカルX ドリルの野望 果たす為

今こそ立ち上がれ

人の 心の幸せを 壊す ヒマワリ許せない

カカカッ カカカ カスミンガー!

カカカッ カカカカ カスミンガー!

ケミカルフュージョン 承認だ

今だ 超人共生だ

妨害電波 ヘアスパイラル ジャマー!

奇跡 神秘 真実 夢

誕生 ヒロイン 六年桃組

苗字は遠峰

カッ カッ カッ カ カスミンガー!

※歌詞は何の予定もなく変更される場合があります。アシカラズ。

12.謎のタイトル「かすみ70%」の真相

もうそろそろ、理由を述べてもいいと思うので。(と言うか、多分誰もわからないと思うので^^;) 真相を明らかにしてしまおうと思います。
何についての真相なのか分からない人はコチラ の絵を一回ご覧になった上で以下の文章をお読み下さい。
遠峰かすみちゃんの声を担当している、下屋則子ちゃん。 あの子の声を聞くなり私は早速、彼女の萌え萌えヴォイスに聞き入ってしまった。 新人声優だと言うのに、なかなかの腕前(腕前であっているのか?)だった為、「将来期待できそうだ。」などとひそかな期待を胸に抱いていた。 もしかしたら、今よりももっと有名になりそうな予感がある。確信とは言えないまでも。

何故、私は「彼女は有名になれそう」などと考えたのか。理由はカンタンだ。彼女の声は特有の「萌え萌え」の成分を 多量に含んでおり、ある人への「つながり」と言うか「系統」を感じるからだ。その声優の名は「小桜エツ子」さん。 系統的には合っているはずだ。私以外にも同じ事を考えた人がいてくれる事を祈る。

つまり、あの絵の内容は、「遠峰さんに小桜エツ子のコスプレをさせよう!」と言う考えから生まれた物だったのだ! まぁ、今から考えれば、あんな知名度極低キャラではなく、魎ちゃんのコスにした方が良かったような…とか、 下屋則子さんにしろ、小桜エツ子さんにしろ、ものすご〜く両者に対して失礼な事を行っているのではないのだろうか… とか、色々な不安要素はあったのだが、思いついたものなのだからしょうがない。出してしまおう…。と言ういきさつが あったから、私は「かすみ70%」を世に出したのである。 前に声優ネタもやってみた事だし…(くみレイン参照)と始めたひそかなもくろみ。しかし、さすがにこのネタは ひねり過ぎて誰にも分からなかったようだ。

しかし、この私自信、声優ネタを辞める気はこれっぽっちもない。声優ネタ…それは、私のとってのあくなき挑戦だからだ。 そう。声優の知識を高め合うためのあくなき挑戦なのだ。

13.グラディウス三人組のナゾ

岩波ひろし、並木学、広中ともやの通称、「グラディウス三人組」。彼らは何故、「エイリアン」を受け入れたのだろうか? OVA版エイリアン9二巻の発売も近づいた所で、この話題に触れてみようと思う。

その前に、彼ら三人はエイリアンに対して、どんな感情を抱いているのだろうか。まず、かすみみたいに純粋に「エイリアン好き」ではないだろう。 だからと言って、くみみたいにエイリアンに対して「係だから…」と割り切った関係でもないはずだ。 しかし、ゆりみたいにエイリアンに対して極度の恐怖感を抱いているというわけではない。 彼らはグラディウスを通じて、何がやりたかったのだろう。彼らがもし一般的な考えを持っているとするならば、ゆりほどでもないが恐怖心くらいは 抱いても良いはずだ。

しかしここでふまえておきたい点があるとすれば、彼らは「男子」だと言う点だろう。昔のあれくらいの男の子達は、よく昆虫を捕まえたり、 ザリガニを釣ったり、カエルやヘビを女の子に「ウリウリ」とやったりしていたらしい。今となっては、小学生のそんな姿を見る事すらまれなのだろうが…。

一巻の最後とチャンピオン.AIRを見る限りでは、「楽しい事にエイリアンを使う」がエイリアンを渡す第一条件らしい。その楽しい事が何か は本人達によるらしいのだが…。

あなたは何がお望み?

そう久川先生に聞かれて、三人は何を望んだのかはわからない。ただ、何かを「望んだ」事だけは確かだ。 使った物が昆虫でなくてエイリアンだと言う違いだけで、彼らはただ、ゆり達をからかって遊びたかったかっただけなのかもしれない…。 ゆり達にとってはかなり危険な「悪戯」なのだろうが。

14.OVA版エイリアン9の2巻目の感想

実は今日、9月27日に大宮のソフマップにてOVAエイリアン9の二巻目を購入してきた。秋頃は富沢祭りな状態なのか、 富沢ひとし氏の関連イベントが重なって大変だ。出費もかさむし…

と、言うわけで2巻目の感想なのだが…まず一つ目。Flower Psychedelicがくみバージョンだった。個人的に、何か「コブシがきいてる」などと おもったのは私だけだろうか。(パンチが効いてる?)そして二つ目。CMでも一度見かけたのだが、グラディウスのドリルが動く動く。しかも、ボウグのドリル とぶつかり合いながらの攻防戦!あれはかなりの見ごたえだった。CG技術の進歩を感じた瞬間だった。そして三つ目は…あまり関係の無い事なのだが、 久川綾久川先生が酒を飲んだシーン、ありましたよね。あそこで私は、「何故くだを巻いてケロちゃんにならないんだぁ〜!」 などとついつい思ってしまった。

補足だが、「ケロちゃん」とは言うまでも無く某魔法札捕獲少女アニメに出てくる黄色いヌイグルミ物体の事である。ある某鍵系ギャルゲー にて久川先生を演じている「久川綾」さんがヒロインの家主役として出てくるのだが、酒を飲んで酔っ払うと言うシーンがあった。その時、久川綾さん演じるその 家主は某魔法札捕獲少女アニメに出てくる黄色いヌイグルミの声に「変化」したのだ。それを見てつい久川先生にも期待を寄せてしまった。ちょっとガッカリ。

しかし、全体的な評価は自分的にちょっと低めだ。何故か。(ここからが本編と思ってもらっても良い。)理由は、異常に悲しい終わり方だったからだ。 (まぁ、原作もこの部分は悲しいストーリーだったので、当然だとは思うのだが…)しかし、悲しいシーンだったはずなのに、 久川先生が「あっさりとした」受け流しをした為、さらに違和感を感じてしまった。余計に残酷さを強調される。 「久川先生、あんなに冷たいキャラだったっけ?」と言う疑問がついつい生まれてしまい、どうもぬぐいきれない。

まぁ、これは個人的な問題なのかも知れない。ハッピーエンドで終わってくれないとどうもしっくりと来ないと言う、「好み」の問題だ。

そんな時に限って次にでる第3巻のサブタイトルが「夏休み ボウグ 絶命」と、かなり意味深だ。ん?順番的に言って、 「夏休み」までは合っているはずだ。「ボウグ」もまぁ、納得が行く。しかし、「絶命」とは、どう言う事なのだろうか。 原作の順番で行くと、夏休みの後は「イエローナイフ」と来ていいはずである。まさか、「イエローナイフ」の話をすっ飛ばして 「絶命」のエピソードをやるのだろうか。

とりあえず、二巻に対しての印象はどうも、後味が悪い。自分的には。(ファンの方スマソ。反省してます。)いきなりで何だが、最終話で彼女達が ハッピーエンドを迎えられますように…

15.恐怖度臨海突破

エイリアン9一巻目(DVD版だと2巻)の最大のポイント。恐怖度臨海突破シーン。大谷ボウグがゆりの中の「恐怖」により暴走したシーン。 DVD版エイリアン9を見て思ったのだが、漫画版とDVD版で全然「違う」のだ。同じシーンにも関わらず。何が原因だろう。 DVD版のエイリアン9は良くも悪くも原作のエイリアン9を忠実に「再現」している。実際、恐怖度臨海突破のシーンも同様だ。しかし、何故 こんなにも違和感を感じるのだろう。

DVD版にあって、原作に無い物がある。逆に、原作にあって、DVD版に無い物もある。ここがポイントだろうと私は考えた。

まずは一つ目。一つ目は「血」だろう。原作でもドリルによってエイリアン倉庫内のエイリアンは暴走ボウグによって殺されている。しかし、 あまり「血」の表現は行われず、エイリアンがドリルに貫かれる所が目立っていた。しかし、DVD版ではドリルの動きも凄かったが、 むしろドリルに貫かれる度に吹き出す緑色の血が印象的だった。このあたりは書物と映像と言う違いもあるかもしれない。

二つ目は、久川先生だろう。ボウグの暴走を見た久川先生。原作では久川先生は暴走したゆりを見て、冷や汗をかいていた。つまり、暴走したゆりに 対してある意味での「恐怖」を抱いていたのだ。しかし、DVD版の久川先生は「恐怖」を感じているような素振り見受けられず、むしろ諦めの表情を浮かべていたような 気がする。(そのせいでDVD版の久川先生は原作より冷たく感じた。)

そして三つ目。それはストーリーの区切り方だろう。むしろこれが真に私が伝えたい所だ。原作では、エイリアンへの恐怖に負けたゆりに対して、 夏休みの場面によって、「癒し」を与えた。そして二学期へ…と言う進み方である。が、DVD版では夏休みの部分が描かれていない。(少なくとも2巻目では。) その為、ゆりが救われないまま3巻へ…と言う進み方になってしまっている。(そして3巻目でも一波瀾ありそうな雰囲気…)正直言って、ゆりが 「かわいそう」だ。だから、ついつい3巻目が気になってしまう。

最初にも述べた事だが、DVD版のエイリアン9は良くも悪くも原作のエイリアン9を忠実に「再現」している。しかし、原作と切り口を変える事で 原作を忠実に再現しつつも、原作との「違い」を持たせている。そう、私は考えている。

16.第9小学校の七不思議の予告編

最近知った事なのだが、ラジオ『智一・美樹のラジオビッグバン』(文化放送、毎週日曜日22:00〜23:00放送中)内にて、あるコーナーが始まるらしい。それも、エイリアン9のたぐいの。

その名も、『第9小学校の七不思議』と言うらしい。(全7話、各話約4分)ちょっと私的にエイリアン9に遠ざかっていた時期だったので、刺激になってなかなかよい!今日、もしかしたら ビッグバン内でちょっと話に触れるかもと思い、聞き入ってみる。すると、予測通り第9小学校の七不思議の予告がやっていたので聞く事にした。

第9小学校の七不思議はサイボーグ009櫻井孝宏氏が司会を行う、「櫻井孝宏のいっぱいいっぱい」と言うコーナーの中で行われるらしい。 それはいいのだが…タイトル通り、サイボーグ009櫻井孝宏氏は本当にいっぱいいっぱいらしく、説明も予告文もどことなく頼りない。果たして、こんな頼りない司会で大丈夫なのか? 果たして、こんな輩にエイリアン9の司会をやらせて、大丈夫なのか?予告からいきなり不安だ。

どうせなら、久川めぐみ綾嬢や、ボウグ中尾隆星氏にした方がいいんじゃないか?(特に前者は、関智一とのカラミも聞いてみたい!)などとついつい考えてしまう。だが、 案ずる事は無い。何故なら彼は「選ばれた人間」だからだ。彼以上に適任な存在はいない。

これから始まるラジオドラマの名前は『第9小学校の七不思議』そしてその司会を始める男のサイボーグナンバーは、

17.第9小学校の七不思議・一回目

すみません。「櫻井孝宏のいっぱいいっぱい」ではなく、「櫻井孝宏の嗚呼!いっぱいいっぱい」と言うらしいです。さて、ついに始まりました!『第9小学校の七不思議』。 大体10時半頃に始まる事が発覚した所で、早速聞いてみました!

「チャンーー!チャンーー!チャンーー!」と言うOVA版のープニングと同じ音楽が流れ、いよいよ始まりました。 どうやら、一巻の最後。二学期が始まったあたりの話みたいです。ゆりちゃんは合い変わらず憂鬱みたいです。そして当然、宇宙船も落ちてきます。漫画版には出ていたが、名前は記されていなかったあの連結する亀みたいなエイリアンの名前が「フラッパー」と言う名前だと判明しました。 一体ずつならたいした事は無いけれど(木刀で頭を叩く事によって退治可。)合体すると厄介な事になるらしいです。(これも連結した所しか見ていないので、分からなかった事なのですが。)

最初はくみを中心にフラッパーを追い詰め、一匹づつ倒していました。にも関わらず、結局フラッパーは合体。いつもの事ながら、ピンチな状況になります。 対策係は苦戦しながらも何とかフラッパー達を全員退治に成功。暴走ゆりに退治され、エイリアンが一匹もいない倉庫に新たに入れるわけなのですが…。くみちゃんの「何かが通り過ぎたような…」と言う台詞が気になって仕方ありません。 (漫画版では無かった場面だし…)

さらに付け加えて気になる事があります。それは、この話が二学期の始まりの部分だと言う事です。 漫画版ではすでに描かれている所なのですが、OVA版はまだ一学期が終わってもいません。 なおかつ、第9小学校の七不思議はどちらかと言うとOVA版テイストです。 当然、話の間が飛ぶ事になります。そう考えると結局、3巻目が気になって仕方がないです。一体何が夏休みの間にあったのか。そして、どう第9小学校の七不思議へと繋がって行くのか。 何はともあれ、これからの展開に期待しています。OVAエイリアン9の3巻目が、そして第9小学校の七不思議の二話目以降が。この間を埋めてくれますように…

18.第9小学校の七不思議・二回目

何かこのコーナーが第9小学校の七不思議紹介のコーナーになってしまいそうな今日この頃。(さらに、サイボーグ009への批判コーナーにもなってしまいそう。)今日は、学校の怪談風でした。 その題名通り、美佑ちゃんがゆりに七不思議にまつわるの怪談を教え、ゆりを怖がらせます。 二階の三番目のトイレ、音楽室、職員室の隣の階段、プール、初代校長の銅像、体育館倉庫と、次々と話が進んでゆきます。(くみちゃんも言ってたけど、結構ベタベタですな。 しかし、初代校長先生の銅像が、夜になるとラジオ体操だと言う。あまり怖くなさそうな怪談もありますが…。)

学校の怪談をやっている所から見て、まだ夏なのでしょう。多分、二学期あたり。 ここまでですでに六つ、七不思議がでました。そして残りの一つ。それが宇宙船の森です。宇宙船の森。七不思議と言うよりすでに立ち入り禁止だし、野生のエイリアンはうようよしてるし… 学校の怪談どころの話じゃないような気がするのですが…。そうそう。今回の七不思議は校内放送があったので良かったです。OVA版のエイリアン9一巻目で校内放送があった時、 リアルさを感じたんです。なんかこう、「なげやり」な感じが出ていて。今回は下校の放送だったので、「やっと帰れる。」と言うのが伝わってよかったです。実に。

そして相変わらず、くみちゃんは謎の気配を感じていました。「また、何かが聞こえた。」一体何が聞こえたんでしょう。そして、「お父さんが死んだ時と同じ」と言う台詞も気になります。 これは多分、三巻目の伏線なのだろうかと思いつつ、またさらに次回に期待します。くみちゃんの見た物の正体は一体なんなのだろうか、と。

19.第9小学校の七不思議・三回目

いよいよ三回目に達した第九小学校の七不思議!所でちょっと気になったんですが、第九小学校の七不思議を紹介している、「櫻井孝宏の嗚呼!いっぱいいっぱい」は七不思議が終わったら自動的に 終わるのでしょうか?と思ったら、そう言うことではなく、バンダイヴィジュアルの作品を紹介しているだけらしいです。009がエイリアン9以外の作品を紹介している所なんて聞きたくないと思うのは 私だけでしょうか?

本編の方なんですが、いよいよ危険なシチュエーションになってきました。まず、川村ボウグが牢屋(らしき所)に捕らわれます。その時、川村ボウグは言葉を発しました。無口と言う所から結構渋いイメージがあった 川村ボウグ。しかし意外と普通の声でした。大谷ボウグや遠峰ボウグと特に変わった所が全く見うけられません。ボウグだから全員同じなんですね。

そして、くみちゃんも何者かに捕らわれてしまいます。しかも、今は使われていない体育館倉庫に!(そして、謎の少女の笑い声。)翌日、閉じ込められたくみの替え玉として、「元気の無いくみ」が代わりに登校します。 当然、みんなは偽者と気づいていません。体育館倉庫の一件を皮切りに、トイレの花子さん、13番目の階段と次々と七不思議が「発動」してゆきます。

そんな状態なので、今日の対策も少し変わっています。異常な電波を感じたので、調査をしようと言う事らしいです。普通なら慌てない久川先生も少し変です。今日はエイリアンを「発注」してないらしいのだから当然です。そしてついに 校長先生も出ました!(声は個人的に冬馬 由美を希望!←まだ3巻買ってないのでわからないのです。)今日!これもまた珍しいです!さすがの久川先生も校長先生の前ではヘナヘナです。(話の内容は、体育館倉庫についての事でした。)

そして次回へ…と、肝心の所で今週はおわってしまいました。気になった事として。中尾隆星氏が出ているのと七不思議と言う単語が重なって、「学校の怪談」を思い出した人は何人くらいいるでしょうか?エイリアン9三巻早く手に入れたい…

20.第9小学校の七不思議・四回目

今日、ラジオ・ビッグバンの司会の関智一が、「桜井孝宏の嗚呼!おっぱいいっぱい」と言っていました。彼の性格が滲み出ていますね。

今週の七不思議はさらわれた本物のくみちゃんから始まります。「くみらしくないな。」としゃべる川村ボウグ。くみはどうやら、何者かの催眠電波に呼ばれてしまったみたいです。体育館倉庫の中に閉じ込められたはずなのですが、しばらく歩いてみると踏切らしき物が見えます。 何故か、とある街に出てしまいます。とは言っても当然普通の街ではなく、建物も貝殻みたいな物質で出来ているらしく、電車のような乗り物の類も、動いてはいるが誰も乗ってはいないらしいのです。 その時、くみちゃんは「頭痛い!」と叫びます。どうやら、新たな催眠電波が届いたようです。

「こっちだよ。」と言う声が届きます。くみのお父さんの声らしく、くみちゃんはお父さん(の声)に連れられて、時計台を昇って行きます。そしてこの街がマイマイの街と言う事を教わります。声の主はこの街を救って欲しいみたいです。

一方その頃、第9小学校。対策係は久川先生の命により、七不思議を調査しています。そんな訳で、校長先生の銅像を調べているわけですが、そこに偽くみが現れます。そして、こんな事を言い出します。

「ゆりは満足?」「この世界に満足?」「世界を直せない。修理できない。」

「そんな事言われたってわからないよ。」と言うゆりに対し、「これならどう?」と、ゆりの首を絞めてきました。「く、苦しいよ…」かなりピンチです。大谷ボウグはゆりを助けようとしますが、「同族だぞ。」と偽川村ボウグが救いの手を阻んでしまいます。 しかしそこに、かすみが麻酔銃で偽川村ボウグを仕留めます。すると、偽川村ボウグは倒れ、トゲトゲのカタツムリみたいな物に変化します。やはり今回の七不思議もエイリアン(の類)が関係していたみたいです。

と言う所で今回は終わりです。いよいよ佳境に入ってきた第9小学校の七不思議。今回の感想として思う事は、マイマイの街といい、貝殻といい、この遊財町を意識せずにはいられません。(あくまでも個人的。)

21.OVA版エイリアン9の3巻目の感想

臨時収入が入ったので、ついに私もOVA版エイリアン9の3巻を入手致しました!と言うわけで、早速感想の程を述べたいと思います!

2巻はかなり(個人的に)後味の悪い終わり方をしたので、3巻ではどんな状態なのだろうと、内心ドキドキしていましたが、かなり良かったです。やっぱり夏休みの所は見ててホッとできる、癒されるし、何よりゆり達の水着姿が…(以下略。)

あんな大惨事になったのにも関わらず、相変わらず久川先生は「とっても楽しみ。」と言う台詞をはくのでどことなく「怖い」です。が、そんな久川先生は置いといて、かすみちゃんの別荘についたゆり達は、小学校最後の夏休みを満喫していました。海や祭りや、肝試しや…しかし、彼女達は色々な事を抱えています。

別荘で沢山想い出を作って、元気を取り戻しつつあるゆりですが、今日も悪夢をみます。「みんな、みんな、エイリアン。みんな、なるんだエイリアン。もう子供は、卒業。」と言う歌詞と、エイリアン小学校6年エイリアン組。まだゆりはエイリアンに襲われている事に対してトラウマがあるようです。 (また違った、共生に対する恐怖でもあるように思えるのですが…)そして肝試しの時も、謎の生き物(正体はムササビですが…)に睨まれた時も、ゆりはあの時の事を思い出してしまいました。グラディウスに襲われた、あの時の事を。それを離れた場所にいたくみやかすみは感じとってしまいます。 この、テレパシー能力とでも言うのでしょうか、ゆりの感情がくみやかすみにも移入してしまう、ボウグを着けている影響なのでしょうか。原作にも感情移入はありますが、OVA版になって、その部分がさらに強調されているのが印象的です。

花火を買いに出かけたいたゆりとくみは、途中で雨に降られてバス停で雨宿りをします。そして、くみがゆりを「ハグ」するシーン。思わず奇声を上げてしまいそうな程(笑)すごくよかったです!ハグした後から、ゆりがくみを少し「意識」し始めるようになった所がさらにいいです!

さらに山場なのが、イエローナイフですかね。対策中にいきなり校舎に落ちてきます。少し気になるイエローナイフの色だったんですが、黄色と言うよりか、「緑色」でした。イエローナイフと言えばかすみお嬢様ですね。 お兄ちゃんへのある特別な感情を抱えているかすみ。夏休みに少しその兆候が見え隠れしていましたが、そこをイエローナイフに突かれてしまいます。 夜になった所で、イエローナイフがかすみを呼び、食べてしまうシーン。かなり印象的でした。 背景の月といい、音楽もなかなか良かったですし。これからの波瀾を感じさせてくれて、よかったです。

そして4巻のサブタイトル。「始まりの終わり」となっていました。かなり意味深なタイトルです。何が始まりなのか。何が終わりなのか。次回が楽しみです。

23.第9小学校の七不思議・五回目

エイリアン9第九小学校の七不思議が更に佳境へと進んできました。前回(のくみパート)は、くみがお父さん(?)と出会った所で終わってしまいました。「おいくみ。気をつけろ。こいつは…」と川村ボウグはくみに注意を促します。が、謎の電撃(音だけの情報なので、電波かもしれない?) によって川村ボウグは気を失ってしまいます。川村ボウグが気を失っている間に、くみはくみパパ(?)のいいなりです。気絶したボウグは外してしまうし、「中にお入り。」というくみパパの言葉に疑いもせず進んでしまったり…

一方こちらゆり&かすみパート。先週は偽川村ボウグを退治。偽くみが逃走した所で話が終わりました。久川先生によると、このエイリアンの名前は「変身型エイリアン・ビッグベル(の細胞の一部)」というらしく、誰かの細胞情報や記憶をコピーする事が出来るらしいです。その能力で偽くみや偽川村ボウグに 変身していたらしいのです。ビッグベルの目的は、「巣作り」です。巣を作る為に変身能力を使って子供達をさらい、巣を作らせるのです。そしてまた変身して、子供をさらって…と言うサイクルです。

何故「子供」なのかと言うと、巣作りには子供の想像力を利用するからだそうです。最近流行りの「七不思議」も、想像力をかきたてる為の「材料」だったらしいのです。そうこうしているうちに、エイリアン対策係の女の子に生徒達が連れさらわれていると言う情報が入りこんできました。そして偽くみの魔の手は美佑にまで…

一方再びくみパート。くみは完全にくみパパの話に聞きこんでしまっています。ボウグをはずしているせいでさらに症状は悪化しています。話の内容はこんな感じです。「マイマイの街は毎日修理しなくてはいけない。すぐに壊れてしまうから。」「何故壊れるかって?自然の摂理に逆らっているからなんだ。」「壊れやすいから、子供達が『言葉』で修理しなくてはいけない。」 「宇宙はそんな仕組みでできている。」そして、「言葉は、この街を修理する事も出来るが、壊す事も出来てしまうんだよ。」

ここで今日の所は終わりです。何だか、「宇宙」と言う言葉を聞くと「ミルクロ?」と思ってしまう性分。ここで一つ疑問が出来ました。ビッグベルの変身能力です。実は、ビッグベルの変身の条件として、コピーの「元」が必要なのです。そして、その「元」を殺す事も出来ません。(だからこそ、巣作りの手伝いをさせているのですが。) とすると、くみパパは何から出来あがったのでしょうか。すでに本物のくみパパは死んでいるはずです。どうしてもひっかかります。そしてくみは、催眠電波から解き放たれるのでしょうか?(以後、次回へ続く。)

23.第9小学校の七不思議・六回目

今日、ラジオビッグバンを聞いたら、「嗚呼!いっぱいいっぱい!」の前に(ゆりちゃん役の)井端樹里さんの「バブルバス」と言う歌を聞く事ができました。NHKの「みんなのうた」で流れているものらしいです。じゅりさんもいつの間に14才になったらしく、つくづく、時の早さを感じさせられます。(漫談はココまでにして)早速本編に行きたいと思います。

「さぁ、みゆちゃん。」にせくみが美佑を体育館倉庫の奥、マイマイの街へと誘います。「さぁ、入って。」にせくみの声が段々二重に聞こえてきます。美佑は「困惑」しつつも、にせくみに連れていかれそうになります。しかしその時、ゆりとかすみが体育館倉庫へと入ってきました。すかさずかすみがドリルを発射。ズビュズビュと言う嫌な効果音と共ににせくみを攻撃します。 そして「ガス」(と思われるもの)によってにせくみは倒されます。(どうやら催眠ガスみたいです。)久川先生によると、「これはビッグベルの細胞の一部に過ぎない」らしいです。そして本体は「マイマイの街」にいるらしいのです。しかし、そこにいるビッグベル本体を「殺して」しまうと、二度と元の世界には戻れないらしいのです。つまり、ビッグベルの本体を「生け捕り」にする必要があるのです。 そして二人はマイマイの街へと乗り込むわけですが、相変わらずゆりはへこんでます。

そしてマイマイの街の中。貝殻みたいな町並みは相変わらずです。遠峰ボウグが、声が聞こえると言うので公園へ行ってみると、子供達がいました。子供達は口々に「つまんねーの。」「あきちゃったんだ。」「どーでもいい。」「めんどくさい。」と、なげやりな言葉を喋ります。すると、次々と街が壊れ始めました。「もうこの街、もたないよ。」とかすみちゃん。 そして遠峰ボウグが一人ぼっちの川村ボウグを発見。「お前達か。」と川村ボウグ。くみが時計台の中にいる事を告げ、いよいよ時計台の中へ…

ここで今日の所は終わりです。いよいよ次が最終回となりました。2月24日。第九小学校の七不思議の終了記念と称して、池袋のアニメイトにてイベントが行われる事も分かった所で、以下、次号!

24.第9小学校の七不思議・最終回

ついに、ついに最終回を迎えたエイリアン9第9小学校七不思議!先週は美佑ちゃん危機一髪!そして、くみちゃんも…と言う所で終わってしまいましたが、「バブルバス」を聞きながらも、どんな結末なのか心配です!

くみはまだ無事でした!しかしくみは「私のお父さんだよ。」と、まだビッグベルの催眠音波に捕らわれたままです。その時、また地震が発生。相変わらず子供達がなげやりな言葉を発し続けているせいです。ビッグベルは「地球の子供達はこの程度か。必要ない。邪魔なだけだ!こんなにも気まぐれだなんて!」と、地球の子供達があまりにも使えない事を嘆いています。「折角何光年も旅をしてこの地球にたどりついたというのに…」 (私は、意図的にビッグベルがマイマイの街を壊していると思っていたのですが、違ったみたいです。) その時、強風が発生、マイマイの街がどんどん壊れて行きます。そして、「おいでくみ。これからはずっと一緒だ。」と、ビッグベルはくみをさらっていこうとします。「くみちゃんのお父さんじゃない!エイリアンだよ!」とかすみは必死にくみを催眠から覚ませようとします。が…

「キィィィィィ…」ビッグベルは催眠音波を乱発生させ、ゆりたちを苦しめます。その時、かすみは久川先生にもらった「笛」を吹きます。「ピィィィィィ!」

すると、ビッグベルの催眠音波が遮断され、くみが正気を取り戻しました。「笛」による音がビッグベルの弱点みたいです。

「お父さんじゃない…お父さんじゃない!イヤッ!」くみは、隣にいたのがお父さんではないと知って、ビッグベルを拒絶しました。するとビッグベルは「私は確かにきみのお父さんじゃない。でも、きみの『お父さん』になりたかったんだよ。」と言い、催眠音波を再度乱反射させてきました。どうやら、くみをゆりやかすみもろとも異次元に引き込もうとしているみたいです。

そして異次元の扉が閉じてゆきます。子供達と対策係の三人は…ちゃんと無事でした。久川先生が例のガスを使ったみたいです。無事に戻って来れたので安心したのか、くみは思わず泣き出してしまいました。「まだ小学生ね。」と久川先生は名台詞を残しました。(ちなみに、ビッグベルは一人寂しく異次元をさ迷うみたいです。)

そして放課後の帰り道。「ちょっとは感謝してるかな。あのエイリアンに。だって、お父さんにあえたんだから。」とくみは語ります。もしかしたら、ビッグベルはかすみとイエローナイフみたいに、くみと「ずっといっしょ」になりたかったのかもしれませんね。そして翌日。今日も宇宙船が落ちてきます。いつもの日常に戻って行きます。

おしまい。

25.A9同人誌の感想(2002冬版)

金銭的に余裕が生まれたので、友人を誘って久しぶりに秋葉原に行ってきました。目的は、A9の同人誌を買う為。昨年は冬コミに行こう行こうと思ってたけど結局行けずにいたので、その代わりです。(まぁ、目的自体は変わらないんですけど…)目的地は「とらのあな」。ついにあの禁断の場に乗りこみ、A9本を探し回っていました。そして4冊発見!しかし…

(ここから先は、謎のメーターが表示されます。)

まず少し驚いたのが、4冊中2冊が「18禁」だった事。ちなみに私は、好きなキャラのエロシーンを見てしまうと、罪悪感に襲われ、自己嫌悪に陥る体質の人間です。アシカラズ。そんな訳で…

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自己嫌悪度数:30%

そしてとらのあな独特の雰囲気に飲まれそうになりつつ、なんとか我が家へ到着。親のいない間にこっそりビニールを破り、まず一冊目を読みました。(あえてタイトル等はふせますが、)一冊目は18禁では無い上、私もよく知っている人の本だったので、安心して読めそうです。しかし…「プリティーコケティッシュボンバー」…久しぶりに聞きました〜。いいっす!めっちゃいいっす〜!そして仕舞いが「お礼にたっぷりご奉仕するにゃん(はぁと)」 …萌え〜です!

…絶対本人にバレそう(笑)ともかく、ほっと出来ました。ここまでは!

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自己嫌悪度数:10%

そして二冊目。これも18禁ではないので、安心して読めそう…かと思いきや!(ここから先、壊れます。)

どわ〜!くみちゃんが!くみちゃんが!ドリルが〜!ゆりちゃんを〜!ぎゃ〜!ぎゃ〜!(以下略。)

じゅ、18禁じゃないっすか。この本。表記してないだけで…心の準備も何も出来てない状態だったので、壊れ気味です。

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自己嫌悪度数:70%

さて…18禁と書かれていなかったのにも関わらず、こんな調子なので、残り2冊の「18禁」と表記されたものを見るのが怖くなってきた…でも、読みます!三冊目はこれまた、見かけた事のある人の本なので、まだ安心できるかと言う希望を残しつつ、読んでみます。

…ぐわ〜!ゆりちゃんのとりあい〜!ドリル〜!ドリルはそんな使い方じゃない〜!…つ、次は、ブラ〜!ちち〜!そんでもって、(以下略)

…でも、心の準備が出来ていたせいもあって、まだマシ(?)です。

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自己嫌悪度数:50%

そして残り一冊。これも18禁なのですが、表紙からして18禁ムード出てます。ちょっと読むのが怖いのですが…読んでみますか!

しかし、それが私が正気を保っていられた最後の姿だった…

のわ〜!ドリルはそんな形ちゃう〜!そんでもって、うわ〜!くみちゃんが!くみちゃんが!(涙)のぅ〜!のぅ〜!スパッツの〜!スパッツのうえから〜!そんでもって…どっぴゃ〜!

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自己嫌悪度数:200%(リミットブレイク!)

ぎゃ〜!くみちゃんもゆりちゃんもかすみちゃんも18禁〜!ドリルが18禁!ドリルが〜!レッツプレイ〜!18禁〜!肉体!魂!精神の全てが鬱〜!(壊)

…反省してます。私は、何と言う文章を書いているのだ。いくら私が、罪悪感に襲われ、自己嫌悪に陥る体質の人間だからって、ここまで壊れる事は無かったはずなのに…(作者かもしれないと思う皆さん。謹んでお詫びを申し上げます。)結論としては…まだまだ修行が足りないのですね。はぁ…反省します。

同人誌って、こんなノリでOKなの?(心の戯言)

26.OVA版エイリアン9の4巻目の感想

ラヂオヘッドさんの所の鑑賞会も終わった所で、何故今ごろ…とは思うけど、書かせてください。(漫画描くのに時間が無かったんです。)

まず驚いたのが、(あまりストーリーとは関係ないのですが)イエローナイフの声が石田彰!だったと言う事です。最初は石田彰らしからぬ演技だったので、声はまんま石田彰なのだが…誰だ?と思っていました。そしてスタッフロールを見て石田彰だと確認が取れた時には、友人と一緒に爆笑してしまいました。(爆)

あと、これもあまりストーリーとは関係は無いのですが、入江さんの作画。わざとペン入れみたいに線を「震わせている」事に気づきました。いわゆる一つの「こだわり」なのでしょう。個人的にいいなぁと思った箇所ですね。

独りぼっちの空間になると黄昏になるのには何かしらの意味があるのだろうか?とふと疑問に思いました。マンガと違ってそう言う演出が出来るのもアニメならではですが、遠峰かすみ嬢は、何か「黄昏」に強い思い、もしくはトラウマがあるのだろうか…とついつい考えてしまいます。

上の文章を書いててふと思った事なのですが、なぜ、ゆりは独りぼっちの空間の中で遠峰かすみ嬢とイエローナイフの幻を見たのでしょう?独りぼっちの空間なのだから、自分以外は誰一人存在してはいけない…はずなのに。

それとも、イエローナイフは何か、ゆりに別の物でも見せたがっていたのでしょうか?

あと、意味深なラスト。ここではあえて説明はしませんが、かなり意味深です。「これで終わり」とも「これからまた続く」とも取れる。ストーリー的にはまだ2学期なので、ストーリー的にはまだ続きます。しかし、OVAとしてはこれで最後と言う事になっています。

前にどこかで書いたとは思うのですが、個人的には「映画化」を希望しています。OVAで終わっても、エイリアン9は傑作です。このまま終わらせるには惜しいと考えています。スクリーンでゆりやくみやかすみが活躍する所を見てみたいものです。そして、ライナックスや宇宙船の森、そしてヒマワリへと続くのです。想像しただけでワクワクしてきませんか?

…あくまでも、個人的会見なのですが。

27.エイリアン9対策BOXについてあれこれ

4月25日エイリアン対策娘の活躍を収めた「エイリアン9対策BOX」が発売になった。(私が買ったのはその3日後だったのだが)早速友人の家で見てみたが、対策娘の誕生から卒業まで、富沢先生、入江監督を始めとするスタッフの方々のインタビュー、エイリアン9のCMやプロモーション、と盛りだくさんの内容だった。

内容としてはなかなかの内容だったので、ここでは私個人が感じた事を色々と述べる事にする。(文句があると言うわけではないのでアシカラズ。)

声優インタビューについて。 井端珠里、清水香里、下屋則子、久川綾、と並んで…誰か足りなくないか?とふと思う。そう。中尾隆星氏がいない。個人的には、ベテランの声優から見たエイリアン9についての意見を聞いてみたかったと思う。(まぁ、出演者全員並べろとは言わないが。)

動いている富沢先生をみてついつい、「プロレスラー」と言う単語を頭に思い浮かべてしまった。(友達曰く、大仁田だそうです。)…すみません。富沢先生。反省してます。

卒業式、最前列で藤組の対策服を着ていたあの三人が凄く気になってしかたがなかった。多分、本人達は(もしできるなら)グラディウスでも頭に乗っけてきたかったのではなかろうか…そう言えば、対策服が藤組だけすぐに売りきれになっていたらしいが、気のせいだろうか…

プロモーションはまだ試作段階の時に作られたらしく、ドリルがなかったり、効果音も違う物が入っていたりと、なかなか興味深かった。音楽も本編では一度も流れなかったロック調(?)な音楽が聞けて面白かった。

rebirthの三人バージョンはなかなか良いのだが、三人の声が輪唱っぽく聞こえるので、頭がこんがらがるのが欠点だ。

…とまぁ、思いつく事を色々と書き綴ってみた。(気づいたら、対策娘についてあまり触れてない…)これで対策娘の卒業、HPの閉鎖宣言とエイリアン9は一応の終止符を着々と打とうとしている。だが…ついつい、次の展開を色々と期待してしまう。それが、残されたエイリアン9の続編なのかもしれないし、ミルクロ、プロ天と言った他の作品の映像化、はたまた新しい作品…と、色々と思いを募らせてしまう。何はともあれ、次の動きを期待したい。そして、その「新しい動き」が、素晴らしい物となる事を祈りたい。

28.チャンピオンAIRの特別編エイリアン9の感想

今の今までほったらかしにしていました(汗)スミマセン。

まず一つ目に思った事が、「アグレッサー、スゴい!」でした。この異常とも思えるドリルの量。そして、90度に曲がり束になって迫ってくるドリル。よくよく考えると「ドリルとしての機能は果たさないのではないか?」と思ってしまうほどです。(でも、アレはアレで威力が高そうです。)グラディウスよりもこっちの方がよっぽど過成長を招きそうです。

そして二つ目に思ったのが、「よくゆりちゃんは無事だったなぁ。」です。何せ、アグレッサーに襲われて、ボウグもひっぺがされた状態でアグレッサー(を付けた竹田君)と二人っきりだったのですから。しかし、何故竹田君はドリルを一発も当てられなかったのでしょうか?その後駆けつけたくみやかすみにはドリルを命中できたにも関わらず…

…などと考えると原因は二つあるような気がします。1に、竹田君がキレた事により、エイリアンの攻撃力が上がった事と、2に、対エイリアンには働くが、やはり人間を殺すのには抵抗があたのではないか?と言う所です。(しかし、2に関してはポリバケツエイリアンは平気で同種(と思われるエイリアン)をアグレッサーで殺しているのであまり信憑性がない)

所詮、竹田君はストーカー体質だからなのでしょうか。(爆)

そんでもって最大の疑問なのですが、なぜアグレッサーを共生用のエイリアンとして本採用しないのか?(宿主とのコミュニケーション等はあえて別問題として)どう考えてもアグレッサーの方が攻撃力があり、対ヒマワリ要員としてはどう考えてもこっちに利がありそうなのですが、あくまでも「訓練用」なのです。こんな地位でいいのだろうか?と少々疑問を持ってしまいます。

あと、久川先生の「秘密の特訓」が妙に気になりました。一体どんな特訓なのだか…(爆)

29.チャンピオン「こんちは」の特別編エイリアン9の感想

…正直、一番ナゾの多い回でした。この回が。

まずは委員会の通知から「久川先生を何とかしろ」と言う通知が来る。そして、メスボウグを用いて久川先生からボウグの部分を取り除き、再教育を施そうとするのですが、再教育…どんな教育を行うのでしょうか?まさか、一からボウグを付けてエイリアン対策…とは言っても肝心のボウグはない(し、むしろその必要がないように思える…)

だとしたら、他にどんな方法で再教育を施すと言うのだろうか?そう考えると、エイリアン対策以外の対策係教育法と言うのが何かしらあるのだろう…しかし、どんな方法で?ボウグを「取り除いた」と言う事は人間並の能力しか無いわけだから、人間並の教育方しかないはずだ。だとしたら、いちいちボウグを切り離す意味はあったのだろうか?

ここで気になる町子先生の台詞で「めぐみちゃんを助けようとしたのね」とあるし、校長先生の台詞でも「めぐみちゃんだけで再教育する計画」とある。どうやら、ボウグがいると何かと都合が悪いらしい。(が、結局どんな教育を施すのかはイマイチわからない…)

次に「フルスペックボウグ」の存在だ。まず、メスボウグを撥ね退け、校長先生を殺害。そして宇宙船の森内のエイリアンもことごとく殺戮を繰り返し、占拠。果ては巨大ドリルである。

そもそも、フルスペックボウグは噂の中での存在に留まっているそうだ。「共生も仲間も必要としない呪われたボウグ」「ただ殺戮をくり返すだけの伝説の怪物」と言う肩書きを持つフルスペックボウグ。どうしてフルスペックボウグは呪われた存在とされているのだろうか?

それを語るにはまず、「どうやって生物は子孫を増やすのか?」と言う事について考えなくてはならない。我々人間を始めとする多細胞生物(と言う括りになってしまう…)は、性交渉によって子孫を繁栄する。しかし、単細胞生物は細胞分裂によってその数を増やして行く。雌雄の区別がないのだ。その為、性交渉よりも繁殖しやすい。しかし、そんな単細胞生物もある程度数が増えると雌雄の区別が生まれると聞いた事がある。繁殖率を抑えるために。

そう考えるとボウグにはやはり雌雄や共生や仲間が必要なのだろうと思う。さもなくばドリル族は、人間との共生を考慮しない、文字通りの「侵略者」となりかねなかったであろう。求めて、増やして、壊す。そしてまた求めて…と言う本能だけの存在にならない為にフルスペックボウグは許してはならなかったのだと思う。

しかし、久川ボウグはもしかしたらフルスペックではないのかもしれない…(ここまで散々ふっておいたにも関わらず)最後の方のページなのだが、「ボク達は誰と共生するのが幸せ?」と言う台詞がある。つまりこの巨大ドリルは共生する欲求があるように思える。もし無いとしても、彼らには何かしら、訴えたい事がある。もしもフルスペックボウグが上に述べたように単細胞生物的な考えを持っていると仮定したら、そんな事も疑問には思わないだろう。

だが、結局は結論は出ず仕舞いだ。正体は久川ボウグか、それとも宇宙船の森に潜む何者なのか…?

町子先生の顔と同じ位に気になる所だ。

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